寧波方正汽車金型株式有限会社は

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寧波方正:イノベーションと工匠の精神でお客様の期待に応える

2017.09.26 892 フォントサイズ A- A A+

「鑑新」企業リーダー特別インタビュー


寧波方正汽車金型有限会社との対話


総経理 方永傑


「鑿壁偸光」が歴史話となり、入り混じった情報が正しい決断の邪魔物となっている今日には、創業の初心を堅持し、専門領域に専念できる企業が何社残っているのでしょうか。既に口癖となっているイノベーションが、同質化がありふれた市場において、市場の嵐に晒され、イノベーションを自社発展のDNAとして打ち込む企業はまだ何社残されているのでしょうか。


今日は私たちが特別インタビューするのは上記質問に「はい」と大きな声で返事してくれる企業です。間違いなくそれは寧波方正汽車金型有限会社(以下は寧波方正と称します」)です。寧波方正は1999年9月に設立され、研究開発、製作と経営を一体化している自動車プラスチック金型会社です。主に自動車の外装品・内装品用金型、オイルタンク金型と二色成形(ダブルモールド)金型といったハイテク製品の研究開発、製作を取り扱っています。20年間に弛まぬ努力を通じて、寧波方正は既に寧波金型製作業界をリードする企業となっています。業績もこの数年間で確実に上昇しています。


  寧波汽車金型有限会社総経理 方永傑



工匠の精神——企業発展の原動力


18年間歩んできた発展を振り返ってみると、寧波方正は設定目標に向かっていつもどおりに揺るぎなく歩んでおり、自信を持つようになってきました。これまでの苦労で、業界内外から良い評判を頂き、なりより嬉しいことです。方永傑総経理は「寧波方正は寧波金型製作企業トップ10強の首位であり、とくに近年以来、業績が確実に上昇しています。2012年から、方正が毎年もほぼ20%のスピードで増えています。国内外では名高いパーツ工場からの信頼も得ています。弊社の金型がBMW、ベンツ、上海GMなど有名自動車生産工場に愛用されています。それだけではなく、弊社は4年連続で一汽大衆(VW)、上海通用自動車(GM)のベストサプライヤーと評定され、「工匠賞」も受賞しています」と述べました。


これらの成績を取得できるのは会社の技術開発に対する支持とプロ技術チームの他にはならない。「会社にはプロ技術チームを抱えており、なかには、国外でも権威のある金型の専門家も数人います。彼たちが欧州、アジア、アフリカなどエリアで金型設計・製作スタンダードと経験を身に着けております。自動車用金型の開発経験も何年ありますので、業界に素晴らしい成果を出しています。研究開発・製作技術レベルは業界でもトップレベルにランクインされています。2016年9月、弊社は国内有名の李徳群院士と手を組み、院士工作ステーションをスタートさせました。この工作ステーションチームのメンバーが院士側5名と弊社8名からなっています。両社は自動車金型研究開発・製作に関して業務提携を展開しています」と方永傑総経理は述べています。


また、方永傑総経理は「長期的な発展を成り遂げるには足取りを止めることなく、現状に満足せず研究開発・革新に取り組み、進歩を推進しなければならない」と自らの理解を述べました。そこで2017年、弊社は、世界で高度な金型製作技術で知られているドイツにおいて研究開発センターを設ける見込みです。業界トップレベルの技術を保有することを目標として外国から先進的な金型研究開発と製作技術を導入し、自動車金型技術の標準化、金型設計と製作技術の改善・改良を推進し、自動車金型業界での自社競争力の向上を期待しています。




それだけでなく、方永傑総経理が「寧波方正が金型の製作を知能(AI)化へ推進することを計画しており、新規立ち上げの工場で金型知能化製作ラインを1本設けるつもりです。同時に、弊社は華中科技大学と提携し、デジタル化金型の技術開発に取り組んでいます。方正汽車の金型構造と金型設計の知識、経験、設計流れの合理化を組合せて専門かつ特殊の開発を行い、CADにて自動車用金型設計の専用設計システムを作ります。また、軽量化の加速に伴い、寧波方正も自動車軽量化関係の計画を策定しています。今後、研究開発の重点を熱可塑性炭素繊維複合材料成型と金型技術、熱可塑性樹脂微細発泡体の成型と金型技術、鏡面超快速調温金型技術、多種成型工芸を一体化する集成成型と金型技術を含めた新型の成型と金型技術へ転向します。斬新な手法、革新技術で特許を取得し、これらを実際の生産に運用します。方正金型を世界一位の自動車金型サプライヤーに成長させます」と決意しました。



自分の長所を知り、自分を乗り越えることをつづけていく。これこそ寧波方正の発展における最も核心的な部分です。世の流れに盲従することなく、実践し、自らの技術を磨くことこそ製造企業がこの世に生き残られるのです。


革新——企業を発展させる新しいエンジン


企業が一旦大きくなり、自己満足し、業務の改善と革新を弛むと、今までの勢いのある発展が途端に萎みます。それで、企業管理者がタイミングを見極め、在来の考え方を打ち破り、長期発展のしくみを考え、策定する必要があります。


もちろん、寧波方正汽車有限会社を司る方永傑総経理は、このことを常に肝に銘じております。


方総経理によりますと、「会社組織において、組長責任制を廃止し、現代工業生産制を導入することで金型の生産を標準化し、生産効率を大幅に向上させました。技術革新面では国内外の先進的な金型技術の発展に目を配り、自社の技術を随時に改善しています。例えば、弊社が研究開発された「自動車オイルシステム(オイルタンクと給油管)多層ブロー金型」は全世界でも3社しか製作できません。寧波方正は中国国内でこの技術を保有する唯一の企業であり、かつ中国国産化の空白を埋めることができました。また寧波方正の生産規模も技術もアジアでは上位にランクインされており、中国国内市場でのシェアが80%以上となっています」。


以上からも分かるように、市場が素早く発展している昨今において、「革新」は既に寧波方正のDNAに組み込まれており、成長しています。 


先進的な理念——企業を発展させる生命力


国内に数多くの金型企業が台頭してる一方、国外の金型企業も続々と中国に進出しています。外部環境の変化はローカル企業にとって業界内と業界外からの二重競争を受け取らなければならない。それでローカル金型企業に対し激しい市場環境において旺盛な生命力を持つこともよく考えなければならない話題になってきました。


「知は行の始め、行は知の成るところなり」の如き、企業として如何に旺盛な生命力を維持していきますか。方永傑総経理は自分なりの見解を持っています。方永傑総経理は「企業を発展させるには企業文化、技術革新と企業管理のいずれも欠かせなく、同時に働き掛けしないといけない」また「企業文化は企業発展の持続動力であり、良好な企業文化は技術革新を促進する原動力となり、企業の発展を推進する。この原動力は自分への励み、仕事への奉仕精神で表現される。技術革新はいわば自分自身の革新で、一旦現状に満足してしまったり、伝統的な観念にとらわれすぎてしまったりすると革新の意欲が奪われてしまうので、気をつけていきたいところです」


企業の指導者となれば商業戦略を十分理解したうえで「これでいいのか」の追求と現状への否定を何回も何回も繰り返します。これは寧波方正がこの18年間に順風満帆に発展できた理由かもしれません。企業管理の話になると方永傑総経理はこのように述べてくれました。「企業管理はモードでも手段でもなく目標そのものです」、彼は「企業管理はひとつのシステムプロジェクトです。管理とは、一つ一つの職位に、一つ一つの事に、一つ一つの動作に行き届かなければならない。総じて言えば、肝心ではない事でも、それを管理し、簡単な制度でも長期的に遂行し、心を込めてやること。それだけだ」。企業競争は資本の競争であり、製品の競争でもあります。技術競争であり、人材の競争、管理の競争でもあります。技術、企業文化と管理はお互いに補完し合うものです。



「言うは易く行う難し」と分かっても、「モード転換」はもうすでにスローガンではありません。市場・競争環境はとどまることなく変化しており、業務転換において、企業は転換戦略と発展モードを随時に調整し、見直しなければならなりません。転換において、ちょこちょこと競争力を強化するのが企業の新しいトレンドとなっってきています。企業として、お客様のニーズを第一に、お客様の問題解決に頭をしぼり、プロの技術で価値を生み出し、革新で価値を導き、先進な理念で会社を管理します。これが立派な企業を築き上げるには必要不可欠な要素だとと信じています。